【第1回】AIについて知りたい ~シンギュラリティを通してAIに興味を持った~

こんにちは。

僕はいわゆるSE(システムエンジニア)です。

普段はインターネット上で利用されるアプリを開発しています。

文系大学出身です。

血液型AB型 で周囲からちょっと変わっているといわれます。

中々人から理解されない僕ですが。

インターネットの世界なら分かってくれる人もいるかもしれない。

なのでBLOGを始めてみることにしました。

今後ともよろしくお願い致します。

今、とってもAI(人工知能)について興味があって、考え始めることにしました。

今回は僕がAI(人工知能)について考えはじめる契機となったシンギュラリティ(技術的特異点)について紹介します。  

AI将棋ソフト

先ず、最初に聞いた時に驚いたニュースから紹介します。

2013年 第2回電王戦でのプロ棋士の敗北

2013年に第2回電王戦という将棋の戦いが行われました。

電王戦とは「プロ棋士」と「AI将棋ソフト」が対戦する場です。

三浦弘行八段が「GPS将棋」(AI将棋ソフト)に敗北してしましました。

三浦弘之八段とGPS将棋は、たった1局の対戦だったんだけど、

現役のプロ棋士が公式の場で、AI将棋ソフトに負けたのは初めてだったので衝撃的なニュースとなったんです。

しかも、負けた三浦八段はこんなコメントを残したんだ。

「自分のどこが悪かったのか分からない。まだGPS将棋の強さを完全に引きだせたとは思っていない」

この時すでに、プロ棋士とAI将棋ソフトに大きな力の差があるということを感じました。

 ## 2017年 第2期電王戦での名人の敗北

2017年4月に佐藤天彦名人が「Ponanza」(AI将棋ソフト)に2戦2敗で敗北しました。

勝負は2局行われ、1局も勝てなかったんだ。

佐藤天彦名人は2016年5月、羽生善治さんを4勝-1敗で破り史上4番目の若さで名人になった凄い人だよ。

現在、現役最強と言っても過言でないとっても強いプロ棋士だったんだ。

1990年代の後半、チェスの世界チャンピオンがAIチェスソフトに負けたときにこんなことが言われていました。

 将棋において人間がコンピュータに負けることはない。 それはチェスと違って持ち駒というルールがあるから。 ※持ち駒とは・・・相手の駒を取って、自分の駒として活用することができるルール

しかしながら現実にAI将棋ソフトがプロ棋士に勝ってしまう時代が墜に来たんだと実感したんだ。

時代が動いているんだと思いました。

シンギュラリティ

将棋という分野においてAIに人間が勝てなくなったからといって AIが人間を超えたとは思っていないけど、 気になる予言に出会ったんだ。

レイ・カーツワイルの予言

レイ・カーツワイルというAIの権威といわれるアメリカの企業家がいる。 今はGoogleに入社してAI開発の指揮を執っている人なんだけど。

その人が2005年に自身の著書「Singurality is near」において以下の技術予測をしているんだ

2045年にコンピューター・人工知能の能力が、全人類を合わせた位の知能をもつようになる ・その頃、シンギュラリティ(技術的特異点)を迎える

技術的特異点とは

  ある技術分野において、ある基準の下、その基準が適用できなくなる点 →これまでの法則では推し量ることができなくなる点のことだよ。

人工知能の世代発展

もしも、人間が人間よりも"少し賢い"人工知能をつくることができたとしよう。

そうするとその人工知能(A)は、自分より少し賢い人工知能(B)をつくることができることになる。

そうすると人工知能(B)は、自分より少し賢い人工知能(C)をつくることができることになる。

そうすると人工知能(C)は、自分より少し賢い人工知能(D)をつくることができることになる。

第1世代 人工知能(A)が人工知能(B)をつくる

第2世代 人工知能(B)が人工知能(C)をつくる

第3世代 人工知能(C)が人工知能(D)をつくる

それを繰り返えしていく世の中になった場合、 人間は、AIの進化によってもたらされる技術がどの位のスピードで発展していくことが できなくなるよね。 そう、AIの進化によって、これまでの法則で技術の進歩が推し量れなくなる時 その時のことを「技術的特異点」といっているんだね。

   

シンギュラリティ以降の世界

 

良い世界

 

人間が働かなくてもよい世界 人間や地球が抱える問題を人工知能が解決してくれる。 反面、社会的なヤリガイの喪失感を得ることになる(?)

 

悪い世界

 

強い人工知能に駆逐・支配される世界 人間の考えや行動が資源の無駄と考えられ駆逐される。 「人工知能は人間を尊重してくれるのか?」

 

強い人工知能は人間の10の24乗倍賢くなる説 強い人工知能の知能を100とした場合 ・人間 ・・・0.0000000000000000000001 ・石  ・・・0.0000000000000000000000

 

この時、「強い人工知能」は人間のことを生命として尊重してくれるのでしょうか?

人間は石のことを尊重して生きているとは言い難いよね。

 

有識者の懸念

世界中の頭の良い人達が、人工知能の開発について「本当に大丈夫?」

というメッセージを送っているよ。  

ホーキング博士談(物理学者) 「完全な人工知能を開発できたら、それは人類の終焉を意味するかもしれない」  

イーロン・マスク談(テスラモーターズ CEO) 「AI開発は悪魔を召喚する所業」 「AIは人類文明が直面している最大のリスクである。 何かあってからでは遅い、今すぐにAIを規制すべきだ。」

ビル・ゲイツ談(マイクロソフト 会長) 「私もAIに懸念を抱く側にいる一人だ」 「当面、機械はわれわれのために多くのことをしてくれるはずで、超知的にはならず、 うまく管理できている場合はプラスに評価できるが、数十年後には知能が強力になり、懸念をもたらす」  

これはAIを学ばずにはいませんね。

次回はAIとはというところから紹介していくよ。

ありがとうございました。